＜2021年7⽉を振り返って＞⼭内英貴

　当初いろいろな意見があった東京オリンピックでしたが、多くの人々に感動を残して無事閉幕しました。一方、新型コロナウィルスのワクチン接種が進んでいるものの、変異株の拡大などもあり、完全な終息はまっ
たく見通せない状況が続きます。

　ポストコロナを見据えていた市場と、慎重な姿勢を崩さない中央銀行のギャップが拡がり、これがどちらに収束するのかが今年前半の焦点でしたが、振幅を繰り返しながらも、現在の市場環境がまだ続きそうです。

　債券市場・株式市場とも高値警戒感こそあるものの、相変わらず堅調ですが、潜在的なリスクがここかしこにあることも広く指摘される通りです。GC Iエンダウメントファンドは、オルタナティブ投資を活用すること
により、そうした潜在的なリスクにも構えながら、グローバルな構造改革とそれに伴う成長からのリターンをじっくりと積上げていくスタンスです。引き続き「慎重なる楽観」という姿勢で、受益者のみなさまとと
もに、整斉と所定のリスクを取り続けてまいります。