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<2020年1⽉を振り返って>⼭内英貴

2019年の堅調相場を引き継いでスタートした1月でしたが、終盤になって、新型肺炎の拡大という予想外の材料がでてきました。今後の行方は依然として不透明ですが、少なくとも時間の経過とともに、中国を筆頭とする実態経済への悪影響が表れるのは避けられないでしょう。しかしながら問題は、いつ、どの程度のものになるのか、現時点では予想できないことです。一方、悪影響が出た場合、(例によって)中央銀行による市場フレンドリーな施策が相場を支えてくれるだろうという期待感も根強いのか、急落と急反発を繰り返す不安定な動きが続いています。その中でも、とくに米国株式市場の底堅さは特筆ものです。


市場のトレンドは永遠に続くことはなく、私たちは大小の調整局面を幾度となく経験してきました。記憶に新しい大幅な調整局面は、ITバブルの崩壊(2000年代初頭)と、グローバル金融危機(2008年)ですが、じつはこうした大幅な調整局面では一日や二日で一気に急落するわけではなく、むしろ反発を交えながら、時間をかけてダラダラと下落していく傾向があります。一晩でドスンと落ちるときには、むしろ物理の法則のごとく、すぐに反発することも多く、こうした動きは相場のノイズ(雑音)と称されます。


GCIエンダウメントファンドが下落局面への備えとして組み入れているオルタナティブ戦略は、短期間の急落ではなく、上述の時間をかけた下落トレンドで効果を発揮する傾向があります。市場の動きが激しいと気になってしまいますが、日々のノイズに振り回されることなく、ポートフォリオを維持して粛々と運用を続けてまいりましょう。

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