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株や債券に代わる新しい投資!オルタナティブ投資とは?

オルタナティブ投資とは、そもそもどのようなものを指すのでしょうか。
実は、オルタナティブ投資は正確には定義されていません。
オルタナティブとは直訳すると「代替」を意味します。従来、投資の対象とされていたものは株式や債券であったことから、それら株式や債券以外に代替的に投資することが、オルタナティブ投資と言えるでしょう。
オルタナティブ投資に該当するものとしては大まかには以下のものが挙げられます。

(1)ヘッジファンド

様々な投資手法が存在します。

(2)コモディティ

Commodity 商品、つまり原油、金、牛肉、小麦、オレンジジュース等といった金融資産以外の実物資産

(3)プライベート・エクイティ

未上場株式。上場していませんので、常時売買できるわけではありません。

(4)不動産

土地・建物などの実物不動産。最近では、リート(不動産投資信託(REIT)もここに分類されます。

(5)インフラ

道路、水道、橋脚、港湾、鉱山など産業の社会的基盤を指します。

こうした投資対象がオルタナティブ投資です。
お気づきになった方もいらっしゃると思いますが、こうしたオルタナティブ投資は、元来、流動性に乏しいものです。
そう言うと、リスクは取りたくないとか、危険だという感情にスイッチが入りそうなのですが、そうではありません。

オルタナティブ投資のプレーヤー達は、それぞれ得意な領域があります。そこで運用経験と技術を磨くことによって、たとえ流動性に欠ける資産だとしても、株式や債券といった伝統的資産以上のパフォーマンスを目指すことができるのです。
もともと、こうした投資には運用者みずから手金(=自己資金)を入れて運用し始めたのが、オルタナティブ投資の由来です。

近い将来、仮想通貨などもオルタナティブ投資に含まれるかもしれません。
「この領域で勝負する。」そこには運用者のロマンがあるのです。