BUSINESS
<2024年9⽉を振り返って>⼭内英貴

主要国中央銀行による金融政策、選挙、中東情勢緊迫化、中国の大規模景気刺激策など、9月以降、市場を動かす大きな材料が次々と出てきて、金融市場のボラティリティが上昇しています。
とくに、日本の石破政権誕生と米国金融緩和期待の剥落が、金利・為替を通じて株式市場にも大きな影響を与えています。しばらくはイベント目白押しですので、短期的な変動が予想されますが、一喜一憂は禁物です。方向感としては、何かとすぐに株価フレンドリーな方向(緩和方向)に市場が織り込みがちな米国金融政策ですが、堅調な景気と物価動向がそれを許さない展開が続きそうです。また、日本でもマイナスの実質金利が続いており、日銀が利上げ方向に動いていくことは確実でしょう。ドル円金利差は縮小方向で、ドル円は頭の重い展開(戻り売り)となりそうです。株式市場は、日米ともに景況と業績の底堅さを背景に、堅調な動きとなりそうです。
9月の当戦略は、日本株と国内リートを除く各資産クラスがプラス貢献となりました。前頁でもお伝えした通り、年に一回の基本資産配分の検討を実施し、現行配分を維持することとしました。当月は、前月苦戦したヘッジファンドがパフォーマンスを牽引しました。株式とオルタナティブを軸に、為替リスクはとらない形の現行ポートフォリオは、現在の市場環境でドローダウンを抑制しながら、安定的な運用を続けることができると考えています。